2013年4月19日金曜日

立山BC

立山へ滑りに行ってきました。

この冬は、秋に怪我した膝の靭帯が心配で一切の滑り系を封印していましたが、近頃調子がよかったのと、いろんなご縁が重なり、春の立山バックカントリーへ行ってきました。

と、いっても今期初滑り。
一緒に行く仲間に迷惑をかけないか・・内心不安でいっぱいでした。しかし、一緒に行った仲間の優しいこと・・。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


タンボ沢全景


1日目
室堂山荘~雷鳥沢滑走~その1本北のオープンバーン滑走~みくりが池温泉

室堂山荘で、久しぶりにTガイドにお会いしました。T氏は私がバックカントリーを始めてはじめた頃から何度もお世話になった方で、もっと上手くなりたい!!と影響を受けた方です。今期は全く滑りにいっていなかったので1度もお会いしていませんでしたが、ここでぱったりお会いできて嬉しかったです。

さて、ここから雷鳥沢方面へ移動。雪はなんだか重い。
しょっぱなからいきなりコケました。


 雷鳥沢上部で雲に覆われ、強い風の中15分程待機。雲が晴れるのを待ちます。
どんどん次から次へと人々がハイクアップしてきます。
すると、すぅ~っと雲がはれ、今だ!!チャンス!!と、Oさんドロップ。続いて我々パーティーがドロップしていきます。雷鳥沢上部は雪の状態も良くとっても滑りやすかったですが、下に行けば行く程重くなる・・・

移動して1つ北側の斜面をハイクアップ。すると、劒岳が見えました!感動。
この後オープンバーンを滑り、みくりが池温泉へ。


みくりが池温泉の湯は最高でした。
夜ごはんが5:30からだったので夜はさっと入り、夕食~ビールとワインで乾杯^^
良い仲間との夕食はとっても楽しかったし、美味しかった!
久しぶり(いつぶりだろう?)の山小屋泊。たまにはイイね^^楽し♪

2日目:みくりが池温泉~浄土山頂~東面滑走~雄山谷上部トラバース~東一ノ越~タンボ沢~黒部平駅

翌朝4時頃。朝風呂、一番乗り! めちゃくちゃ気持ち良かった!
部屋の誰よりも早く起きたのに、2度寝したら、みんな起きていて結局最後まで寝てました笑)
朝食後、出発準備。

浄土山へ。

浄土山上部はカリカリ。ピッケルがあってよかった。。。なかったら敗退していたかもしれません。

山頂までの数十メートルはプチアルパイン。氷と岩のミックスを乗越し、山頂へ。
スゴイ風と雲の中。どっちの方向に何があるのか、全く見えません。しばらく待機。
すると、昨日の雷鳥沢と同様、すうぅ~~っと雲が晴れ、辺り一面良い景色!!

浄土山頂から雄山方面。

気持ち良い斜面が目の前に。よだれが垂れそうなのを抑えて、とりあえず雪質チェック。

この後、一ノ越~東一ノ越へ。雄山谷上部のトラバースが怖かった。

タンボ沢へのドロップポイント。
立っていられない程の強風。板を下ろすと、飛ばされそうです。恐ろしい・・。という訳で、この体勢で背中からの風を避けています。

下ったタンボ沢。
雪はとっても重く、ターンすると転びそうになります。
下部から黒部平駅までは斜度が緩いため、止まらないように直滑降。でもまたこれ、雪が重いから直滑降も転びそうになる。


あ~下りてきちゃった!!!
ということでここで1本。
本当にすてきな2日間でした。
愉快で楽しい仲間とのスキーは最高です。雪は重くて大変でしたが、雄大な立山の山々、気持ちの良い景色、温泉、ご飯にお酒、トータルで大満足です。

また行きたい。立山へ!次は11月のシーズンインで!

2013年4月9日火曜日

赤岳ショルダーリッジ左


9月に膝の側副靭帯損傷してから今シーズンは滑りを見合わせ、
氷と雪と岩の山に入門。

WoooWhooooo!!!!とか言いながら気持ちよく斜面を滑走するのとは正反対で、
真剣で緊張し黙々と登る冬の壁。
まったく異なる性格のものですが、それぞれが、それぞれ良い。

さて。
今回は赤岳ショルダーリッジ左へ。
9月に谷川へ一緒に行ったときに膝を怪我してしまったので、今回は絶対に怪我は出来ない!!ということで気を引き締めて行く。

前夜発し、八ヶ岳山荘のところでテント泊。翌朝5時ころ出発。寝不足と戦いながらのアプローチでした。

北沢はところどころつるんつるんで、神経を使いました。
ぱっと視界が開けて赤岳がどーんと目の前に。気持ちいい朝です。


行者小屋でギア類など装備を整え、文三郎道へ。
途中の赤岳主稜への取り付きの10mくらい下のところを左へ赤岳沢をトラバース。
「雪は安定しているけど、念のため間隔開けて来てね。」と言われ、ちょっと待ってから後を行く。
なんだか彼をみていると、父を思い出す。


ショルダーリッジは噂の通り、アンカーや中間支点もあまり信用できるものはなく、またラインも分かりずらいので緊張が続きますが、派手な尾根上をどんどん詰めていくため、ロケーションは最高、気分も良い!ただ、風が強い・・・。強風で体が吹き飛ばされそうになり、一瞬ヒヤッとしました。


目の前の状況を自分の目で確認し、どうすべきか解決方法を自分で考えながら進んでいく、この性格のクライミングは、非常に神経を使いますが面白い。
なぜならば答えは1つではないから。別にどこを登ってもいい。そこに”登山道”はないから。
目の前の岩壁を見つめ、ここ、と思ったラインが自分のラインであり、それに正しいも間違えもない。もともと決まっていないから。


岩は思ったほど浮いてなかったです。
最後の斜面も、数日前に振ってくれた雪のおかげでザクザク登ることができ、稜線に、
ひょこっと出ました。感動。

あの、稜線に出たときの感動とそこから見える景色は本当に格別で、強く脳裏に焼きつく。
そこで握手を交わす。私はこの瞬間が大好きです。
この場所に立てていることに嬉しさを感じ、胸がいっぱいになる。

あと何度、冬シーズンを楽しめるかって考えた時。そう何度もないことに気づく。
70まで遊ぶとしたら、あと約40年。と、いうことは、あと40回。
全部の冬を遊ぶとしてあと、たった40回。

いっぱい遊ばなきゃ。

2013年4月4日木曜日

風邪と親知らずと・・・

3月23日(土)のこと。
久しぶりに大学時代の仲間と会ってランチ。彼らとの時間は本当に心から楽しくて、なんといっても居心地がいい。
その後、実家へ。翌日は二子山中央稜へ登る予定だったので。

24日(日)朝から天気はあやしい。
とりあえず、前回は別パーティーが先にいて時間の関係上登攀をあきらめたので、今回は絶対1番のりしたい!ということで5時起き、5時30分出発。
しかし。秩父はくもりだったのに、両神は雨。取り付きまで行くまでもなく、実家へUターン。
ベースキャンプで登ろう。ということになった。が、しかし、なぜか体がだるい。15分だけ・・・とかいって布団にもぐりこんだが最後、熱がぐんぐん上がり、起き上がることができなくなってしまった・・・。本当に申し訳なかった、、。
姉には先にかえってもらい、私は3時間程仮眠。でもいつまでも寝ているわけにもいかないので、とりあえず横浜の家へ向けて出発。すごく長く感じた。

その後も熱、咳、喉の痛みが続き、翌日も翌々日も仕事を午前中のみで早退・・・。

なんと、プラスで親知らずが痛み始めた。痛い。非常に痛い。
歯医者へ行くと、なんと、左においては、膿がでているらしい。。ひどく腫れていて、この状態では麻酔が効かないので抜歯はやめたほうが良いとのこと・・・。そして、ここ数日の体調不良は風邪もあるが、親知らずの腫れが喉にも来ている、とのこと。
災難去ってまた災難。。。
料理をする気にもなれず、歯につまりそうなものは食べたいとも思わない。。ので、必然的にご飯はゼリー系。飽きる。

そんなこんなで早1週間。
痛みは続く・・・。早く全てがさって欲しい。