朝からしとしとと雨が降る中、
大切な、絵を持って実家へ帰省中。
明日から予定しているスキーですが、装備は姉の車に預けさせていただいているので、
有難いことに本日は30Lの小ぶりなザックとこの大きな絵を持っての移動です。
どちらにも鮮やかな黄色のザックカバーをかけて、雨から守りながら。
なかなか激しくなってきた風雨の中、駅にやっとの思いで辿り着くと、私のために予定されていたかのように、ちょうどホームに急行電車が入って来た。
電車に飛び乗ると、目の前に一つ、席が空いていてラッキ〜などと心の中で言ってみる。
渋谷までわずか20分だけど、電車って、立っていると酔っちゃうんです、私。笑)
ほっとひと息ついていると、
次の駅で老婆が乗って来た。
そしてこれまた予定されていたかのように、老婆は私の前に立った。
「ひゃーっ。私の前に立ちますか。」なんてことを思うと同時に席を立ち、席をお譲りすると、
「有難うございます。」
と、しわくちゃでとても可愛らしい笑顔を見せてくれた。
周りを見ると、立っているのは私だけだった。
有難うございます、ってやっぱり、良い言葉だな。なんて思いながら、
もしかすると、私は老婆に座ってもらうためだけに、一つ席をキープしてただけだったのかも。
なんて思った。
電車に酔わないようになるべく窓の外の、なるべく遠くを眺めていると、
老婆が私に、
" あちらの席、空きましたよ "と、
反対側の席を指して合図をくれた。
今度は私が、
「有難うございます。」
と申し上げ、空いた席に座らせていただいた。
すると。
次の駅で、老夫婦が乗車してきました。そしてまたもや私の前に立つ。と。笑)
何でしょうこの展開は?
そうか、やはり私はただ単に、この方々のために、席をキープをするためだけに席に座らせてもらっているのか?
私が席を立つと、隣の女性も同様に席を立ち、老夫婦ともに座っていただくと、
「有難うございます。」
と、またもや素敵な笑顔、
いただきました。
有難うございます。って、良い言葉だな。
池袋からの特急列車はガラ空きガーラがらだったので、席を向かい合わせにしてシートを独占。
靴まで脱いで、くつろいじゃいま〜す。
と、目に入ったのは、今日履いてきたスパイダーマンの靴下(笑)。
一応添えておきますが、いただきものです(笑)
あー。この靴下のせいだったのかな〜。なーんて。
もうすぐ実家です。