2015年8月31日月曜日

お墓参り

お盆に帰省できなかったので、
遅くなりましたがお墓参りをしてきました。
 
お墓の前で手を合わせ、祖父やご先祖様にご挨拶をしていると、
ここしばらく感じている悩みというか、考え事が溢れ出てきてしまいました。
 
子どものころは行けといわれて行っていたお墓参り。
祖父が亡くなってからは、自分から行くようになりました。
 
それはたぶん、祖父の遺骨がお墓の下へ納められるのを目にしたからだと思います。
父が、祖父の遺骨をお墓の下へ納めるのを目にしたとき、
お墓の大切さを知りました。
 
なぜ祖母は、いつもお墓の掃除をしているのか。
それは、戦死した祖母のお兄さん方や両親、先祖代々の家族の遺骨が
あそこに眠っているからなのだ、ということを
初めて見て、意識しました。
 
だから、何があっても、年に1度は必ず、
お墓参りをしたい。
そう思うようになりました。
 
おじいちゃん、ただいまーってね。
 
そして、実家に帰ると必ず、お花を生けるようにしています。
今回は、栗をつかって。
 
秋ですね。
 
 
 

2015年8月22日土曜日

必要なものを必要なだけ

どれくらいの水分が蒸発し、だからどれくらい飲む必要があるのか。
どれくらいの感覚で、どれくらい食べたら、
調子よく行動しつづけられるのか。
 
体は何を使い、何を欲しているのか。
それを摂取するとどうなって、しないとどうなるのか。
 
そんなことを繊細に感じながらの山行となった今回の2泊3日。
鏡池からの槍穂高

 
小屋の向こうに見える山々が、まるで水彩画みたいで、
なんだか不思議な気分になった。

 
ちょうど1年前のこの日。大雨でこんな景色はまったく見えなかった。
去年とはまったく違ったのは、天気と景色だけではない。
 
荷物の重さと自分の体の調子も全く違った。
同じ2泊3日だったけれど、
去年は40Lのザックいっぱい。今年は30Lのザックいっぱい。
どれだけ無駄がおおかったことか。テント泊は、回数を重ねるごとに、
荷物のパッキングがうまくなったきがする。
 
いるもの、いらないもの。
必要かどうか。
なくては困るのかどうか。
 
その考え方は日常生活にも当てはめることができるだろう。

高山に花が咲く季節がとても好き。
 


 
今回目指すのは、あの真ん中に見える山、「鷲羽岳」
鹿島槍もそうだけど、
私はどうやら、鳥に見える山に惹かれるらしい。
 
生まれ変わるなら、空を飛ぶ鳥になりたい。

 
新穂高温泉から約6,7時間。ようやく双六小屋に到着。
C○レモンがどうしても飲みたくて、テントの受付だけしてまずは乾杯した。
 
早く横になりたくて、飲みながらテントを設営。風が吹いてくる向きを入口にしたら大正解。
涼しい風が、あたたかいテントの中に入ってきて、
最高の昼寝だった。

 
翌朝も快晴。
双六岳を目指してあるいているところですが、なぜか、
月に降り立った気分がした。


 
双六岳、三俣蓮華岳を越え、鷲羽岳へ。
鷲羽池の水がコバルトブルーで
想像した以上の絶景ポイント。

 
目的地は鷲羽岳だったのだけど、
やっぱり早くついたので(11時)、祖父岳から雲ノ平をまわることに。
そうと決まればささっと燃料補給を済ませ、歩き始める。
地図上ではこのルート、双六小屋からぐるっと回って10時間以上かかる。
 

 
祖父岳周辺ではほとんど人に会うことがなく、
若干不安になった。
ここでもし、何かあったら、誰にも気づかれることなく私はどうなるのか。
実際、捻挫ひとつが命取りになりうる。
そう思うと、たいして危ないルートではないけれど、慎重にあるかざるをえなかった。
 

とにかく暑くて暑くて。
アミノ酸を定期的に体内に取り入れ、パワーとなるジェルを摂取し、
あまり固形物を食べない山行だった。
それでも体は動く。必要なものを必要な分だけ、取り入れていた。

唯一の贅沢は、C○レモンとネクターのジュース。
濃いフルーツのジュースをどうしても、どうしても飲みたくて、
下界の3倍以上する値段の缶ジュースを買って飲んだ。
飲まなかったら次の日の朝、動けないんじゃないかと思って、寝る前にも飲んだ。

 
3日も快晴。
ちょうど1年前、まっちゃんと遭遇したこの場所。
思い出の場所。
 
下山はあっという間で、4時間くらいで下山。
 
 
今回の教訓
「必要なものを必要なだけ持ち、必要なものを必要なだけ確かなタイミングに摂取すること」
 
本当に単純なことだけど、山でだけではなく、普段の生活でもいえることだと思った。
 
シンプルに生きよう。
 

2015年8月19日水曜日

鹿島槍〜五竜縦走で感じたこと


歩いてきた距離を振り返ると、
こんなに歩いてきたのかと驚く。

いつも前を向いて進んでいるけど、
たまに後ろを振り返ると
自分で成したことを改めてみる事により、新たな力が湧いてくる、気がする。

たまには振り返ってみるといい。