2013年2月27日水曜日

硫黄岳 横岳

2月25日(月)
20:00
仕事後に横浜を出発。

23:00頃
美濃戸到着。気温マイナス8度。一緒にいた他2名はなぜか、長袖プラス半袖/長袖プラスフリースのベストという服装。この時点で少々不安を感じる…。「この2人、極めて寒さに強い・・。」
確かに普段から薄着の2人ですが、この時改めて寒さに強いことを実感。
美濃戸口に着くと気温は更に低かった。寒すぎてテントを張って中に即効でもぐりこむ。テント内気温マイナス14度。
それでも2人は薄着。信じられない・・・。

24:00頃
就寝

3:00頃
つま先が冷たすぎて目が覚める。化繊綿のフットウォーマーを履いて寝袋に入っていたが、足がテント(結露が凍っている部分)に当たっていた。つま先が凍りついたかと思った。何度も何度もさするが、まったく血流がもどらない。目がくっきり覚めてしまい、起床予定の4時をまだかまだかと待った。恐ろしく長い1時間だった。

4:00
目覚まし時計かと思うくらい正確に他2名が起床。朝食準備。私は凍りついた指先をさする。

5:30
美濃戸口出発。
美濃戸山荘までの林道はカチカチのつるんつるんのため、早速アイゼン装着。
ここから赤岳鉱泉までの間、ずっと右足の小指がとても痛かった。もしかして・・・。と、本気で凍傷の可能性を考えた。赤岳鉱泉まで行ったら、一旦確認しよう、と心のなかで考えながら歩いていた。


7:30過ぎ
赤岳鉱泉着。お手洗いを借りよう、と靴を脱いでみた。ら、しっかり足の指は全部動く。よかった。。。とりあえず動くから、大丈夫だろう。ということで一安心。
Hさんが持ってきてくれたみかんがすごく美味しかった。


その後硫黄岳へ出発。
硫黄岳への登りは斜度がきつくとっても大変でした。ふくらはぎが悲鳴をあげていました。


11:30 赤岩の頭
目の前に広がる360℃の眺望。素晴らしい景色で、「おぉ~~~~!!」としか言いようがなかった。素晴らしい眺め。

硫黄~横岳への風は強かった。
風の通り道、というものは確かにあるもので、さっきまで無風だったのに、ここの稜線はひっきりなしに風が通りぬけていた。風が冷たい。一番外側につける、大き目で長い丈のオーバーグローブを買おう、とここでずっと考えていた。

横岳周辺。
念のため、とハーネスとロープを持ってきていたが、「なしで行きましょうか」ということになりました。え、あんなところを登るの・・・?と遠くからみて思った箇所も、ついてみれば登るのみ。クライミングを少しでもさわっていて良かった、と心から思いました。岩登りあり、急斜面のトラバースありでスリリングなところを通り抜ける。

14:00頃
地蔵尾根への分岐点。赤岳を周るのはよして、地蔵尾根を下ることに。天気予報では18:00ころから荒れ始めるとのこと・・早々と下山して温泉へ行こう、ということで3人が意見一致。

15:00頃
行者小屋で一休み。
今日歩いたルートを眺めながら、またみかんを頂く(笑)
疲れた時のみかんは本当に美味しかった。
横岳付近で会った男性、大同心ルンゼを下ると言っていたけど。。無事ルートを見つけられたかな?


17:30頃
南沢経由で美濃戸口到着。南沢~美濃戸山荘はやたら長く感じたが、美濃戸山荘から美濃戸口までは、ワーワーヤーヤー3人で並んで話しながら歩いたので以外にもあっと言う間だった。

足の裏は限界に近かったですが…。


12時間の行程はとっても長く感じましたが、本当に濃い1日でした。
お天気にも恵まれ、最高でした!!

一緒に歩いた仲間に感謝!


***
ところで。
その後、温泉へ行き、右足小指をチェック。
色はちょっとだけ、他の指と比べると紫色でしたが大したことではなさそうです。幼い頃の霜焼けの指に比べたら、全然問題なさそうでした。よかった。。。

寒い時期のテント泊用に、ダウンフットウォーマーを買おう。
そして、ホッカイロと湯たんぽ用のナルゲンを必ず持っていこう。


そう、強く心に決めて1日が終わりました。

チャンチャン♪


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