2013年10月31日木曜日

戸隠山

直前に決めた山行計画にも関わらず、話に乗ってくれたスーパーカヤッカーとフォトグラファーの友人と一緒に、長野県北部に位置する「戸隠山」へ行ってきました。


戸隠山は、標高1,904mとそれほど高くありませんが、岩質が脆く崩れやすいのと、”登山路”といっても岩壁をフリークライミングのように登ったり、下りたりしなければならない状況もあり、簡単ではありません。

今回は戸隠神社~戸隠山~戸隠高原へ下りる周遊コースを行きました。
”カサッカサッ”と地面につもり重なる落ち葉を踏みしめる音を聞く事ができるのは、1年のうち、この季節だけ。紅葉のシーズンは過ぎていても、その季節ごとの楽しみがあるものです。

地図上のコースタイムでは6時間で、日帰りコースとしてはお手頃な感じですが、途中数ヶ所、足がすくむような幅50センチ程の岩のリッジ歩きや、鎖が垂れさがる岩壁のクライミングも出て来ます。
日帰りでも、山椒のようにピリッと辛さのある山で、非常に面白いです。

山の上から下界を見下ろし、裾尾にほのかに残る紅葉を眺めていたら、あるお弁当を作ってみたくなりました。今度のお休みに作ってみます!


下山後は、山の麓にあるパン屋さん、”麦星”へ。実は今日の第1目的は、このパン屋さんへ行くことでした。

”麦星”のご主人は、元スーパーカヤッカーの超アウトドア人で、数年前オーストリアにてパン職人の修業を積み、帰国後、戸隠にてご自身で石窯を土台から作り上げ、現在パン屋さんをされていらっしゃいます。
「原発には昔から反対で。でも、実際毎日電気を使っていながら”原発反対”なんて、なんか違うな。」と、極力電気を使わない生活を目指して今に至るそうです。
お話を伺っているとご主人の熱い心がひしひしと伝わってきました。


良い仲間との山行、そして素敵なパン屋のご主人との出合い。

幸せな1日でした。

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